「新しいスマホを買おう」とスマホを見ていると、SIMフリーとアピールしてるスマホがある。
「今はSIMフリーが当たり前でしょ?SIMロックかけるの禁止でしょ?」「わざわざアピールするのは昔の名残?」と思いつつも、
「SIMフリーをアピールするって事は、SIMフリーじゃない端末もあるって事?」という疑問も出てきて、SIMフリー&SIMロックについて調べてみた
そしたら、SIMロックがかかってなくても安心はできないって事がわかったよ!
SIMロック原則禁止になったのは2021年10月から!
SIMロックが原則禁止になったのは、2021年10月からなんだって!
えっ!そんなに最近の話なの?7~8年くらい前から禁止かと思ってたわ!
国としては、携帯電話会社がSIMロックをかけるのをずっと問題視していて、2007年からたびたび携帯電話会社にSIMロックをかけないように言ってきたのに、携帯電話会社は全然ゆうこと聞かずに、SIMロックをかけ続けたと…φ(`д´)メモメモ!!
2014年にはSIMロック解除を義務化。私がSIMロック禁止になったと勘違いしてたのは、これかぁ。
「SIMロック解除を義務化」によって、何らかの方法でSIMロック解除ができるようにしてあるスマホ端末を売るようになっただけで、まだまだSIMロックをかけ続けてたんだね
大昔のように、端末台がほぼ0円みたいなもの…というならSIMロックかかってても仕方ないな…って思えるけど、十分な端末料金を取ってるのにSIMロックとか…なんかムカツクよねっ!
まぁ、それも2021年10月からはなくなってる…はず。
気になる表現は、SIMロック原則禁止ってとこだよね。例外として、SIMロックをかける場合もあるってこと。
それが分割払いで買った場合らしい。分割で買ったけど不払いのリスクがあると判断された場合、SIMロックをかけることができるらしい。
2023年9月30日までがSIMロック禁止の移行期間
SIMロックについて調べていたら、総務省のPDFでSIMロックガイドラインを見つけた。
どうやら、2021年10月1日からSIMロックが原則禁止になったけど、2023年9月30日までは移行期間になるみたい
1.販売時のSIMロックの設定(SIMロックを設定する正当な理由がない場合)
(1) 2021年10月1日~2023年9月30日迄の間
① 2021年10月1日以降に発売される端末 → SIMロックが設定されていない端末を販売
② 2021年10月1日以降に販売される①以外の端末(9月30日以前に発売された端末) → a又はbの対応(事業者選択)
a. 現行ガイドラインの要件を満たした場合に「申出無し」に解除した端末を販売
b. 当面の間、現行ガイドラインの要件を満たした場合に「申出に応じて」解除した端末を販売し、(2)を前倒しで 対応(2022年10月1日から(2)の対応を開始)。
(2) 2023年10月1日以降
2023年10月1日以降に販売される全ての端末 → SIMロックが設定されていない端末を販売2.2021年9月30日以前に発売された端末※の販売時以外のSIMロック解除
総務省 『SIMロックについて』PDFより
(1) 2021年10月1日~2023年9月30日迄の間 → 現行ガイドラインのルールに基づき解除
(2) 2023年10月1日以降 → 全ての端末について、申出に応じていつでも全てのチャネルで無料解除
※ 2021年10月1日以降発売された端末について、正当な理由に基づきSIMロックを設定した端末を販売した場合には、SIMロックを設定する正当な理由が無くなった時点で、申出無しに解除する必要。
2021年9月30日までに発売され、2021年10月1日以降に販売されるスマホ端末の場合、SIMロック解除を申し出ないとSIMロックがかかってる可能性もあるって事だね
例えば、型落ちで安くなってるスマホの場合、製造時にSIMロックの設定をしていて、買ったのが2021年10月1日以降でもSIMロックがかかったままになってる…って事だろう
総務省のPDFによると、2021年9月30日以前に発売された端末のSIMロック状況は・・・
- NTT Docomo:一括払い or クレジットカードの分割払いの場合は、申し出なしでSIMロック解除
- KDDI:申し出に応じてSIMロック解除
- ソフトバンク:支払い方法によらず、申し出なくてもSIMロック解除
- MVNO事業者:2020年4月からSIMロックをかけていない
SIMロックをかけてるのは大手3社だけかと思ってたけど、MVNOの携帯電話会社でもSIMロックをかけてた会社もあるんだね(2020年4月より前の話)
【まとめ】型落ちスマホを買う場合は、SIMロックがかかってる場合があるから注意!
SIMロックなしでも、他社への乗り換えできない場合もある
SIMロックがかかってないスマホを買っても、他社への乗り換えができない場合がある。
それは、スマホ端末がカバーしてる周波数の問題。
携帯電話会社に割り当てられてる周波数帯は違っていて、自分の持ってるスマホ端末の対応周波数帯と、携帯電話会社の周波数があってないと使えない
この話を最初に知った時は「えー!SIMロックがかかってる事でこういうトラブルが防げるなら、SIMロックにも良い面があるのかな~」なんて思ったんだけど、よく考えたら違う!全然違う!w
この一部の周波数帯にしか対応してないスマホ端末って、携帯電話キャリアショップで売られてるそのキャリアでしか買えない端末のことだと思うんだよね~
他で売ってるのと見た目は変わらないのに、型番が違っていて「〇〇限定モデル」とか言ってたりするアレ。きっと、その携帯電話会社の周波数にしか対応してない端末なんじゃないかな。
SIMロックじゃなく、対応周波数を限定することで、他社に乗り換えるのを防ごうとしてるって感じ?セコイよねぇ~
キャリア限定モデルのスマホって、同じデザインの限定じゃないモデルと比べて、少しは安いような気がするけど、激安ってほどでもない気がする。
激安ならともかく、少し安いってだけで、こんな制限つけられるのは嫌だな
だって不便するのは、携帯電話会社の乗り換えの時だけじゃないんだよね。海外旅行で不便する事もある
携帯電話会社を替える時だけじゃなく、海外旅行の時も…
スマホ端末の対応周波数帯が狭いっていうのは、携帯電話会社を乗り換える時だけの問題じゃなくて、海外旅行の時にも影響する
例えば、海外旅行に行った時に、現地でSIMカードを買ってそれを使おうと思っても、買ったSIMと自分の端末の周波数帯があってなくて使えない…って問題も起こったりする。
私、実際にあるんだよね。海外旅行で買ったSIMカードが使えなかった経験。
その時は、スマホ端末の対応周波数の事なんて知らなかったから「なんで使えないんだろう?」って思っただけだったけど、今思い返してみれば、その時のスマホは、携帯電話キャリアショップで買った限定モデルのスマホだった
「海外旅行の時はその国用のwifiを借りていく」という人や、「高くなるけど契約してる携帯電話会社の海外回線を使う」って人はいいけど、現地SIMカードを使おうと思ってる人は要注意ね!
ちなみに、海外用レンタルwifiだと通話は無理。一緒に行った人との連絡ならLINE通話とかは使えるけど、現地のお店に電話したり、電話でタクシー呼んだりしたい場合は、現地SIMカードがあったほうが便利かな
スマホの対応周波数帯に注意!キャリア限定モデルは特に注意!
まとめると、他社へ乗り換えを検討してる時、海外旅行で現地SIMカードを使いたい場合、スマホ端末の対応周波数帯に注意が必要という話でした~
「SIMフリー」とアピールして売られてるスマホ端末は、SIMロックがかかってないだけでなく、各携帯電話会社の周波数に対応してるって事でもあるんだね
iPhoneは、日本の携帯電話会社の周波数帯すべてカバーしているらしいけど、iPhoneだけじゃなく、全世界で売られてる端末は広い周波数帯をカバーしてるんだろうね、きっと。
「SIMフリー」アピールの理由がわかった
SIMロックについて調べてみて「SIMフリー」アピールしてる理由がわかった
「SIMフリー」アピールしてるスマホは、SIMロックがかかってないだけじゃなくて、どの会社のSIMカードでも使えるように、広い周波数帯に対応してるってこと
「今はみんなSIMフリーだろ~」とか思って、適当にスマホを買うと、うっかりSIMロックかかってたかもしれないし、
SIMロックはかかってなくても、周波数帯が限定されてるスマホを買う可能性もあったわけだから、調べて良かった♪
周波数帯が限定されてても、ものすご~く安いなら別にいいかな~って思うけど、周波数帯が限定されてるから、携帯電話会社を替える時や海外旅行では注意が必要って知っておきたいもんね